学校運営(今年度の重点項目)

  • 教育研究
  •  本校が長年取り組んできた研究の成果や課題を踏まえ,学校全体に共有できる教育内容の改善システム=「附特システム」の構築を目指す。そのために,授業改善に加え,教科間や学部間の関連に関する研究を進め,授業計画の方法や手順を明確にし,次年度に生かせるよう取り組む。

 また,本校研究を進めるに当たっては,新学習指導要領の趣旨を踏まえてカリキュラム・マネジメントに取り組み,地域のモデル校として,県内他校へ還元できる教育研究を提案していく。 

教育実習

 附属学校の使命のひとつであることを自覚し,特別支援学校における次世代の優れた教員の育成に積極的に取り組む。

  1. ·  大学と連携し,学生の本校学校行事等への参加を増やすなどして,教育実習の充実を図る。
  2. ·   児童生徒の特性を踏まえた指導・支援やチームティーチングに関する資質の向上に努める。

 

教育相談

  1.  児童生徒の様々な情報を整理統合し,困難や問題を抱えた児童生徒の支援を行う。
  2.  
·    いじめや不登校など児童生徒の抱える問題について,生活指導部や担当と連携して相談体制を作り,支援を
行う。

·    各学部の主事と協力して就学相談を進める。
·    支援会議の企画運営及び外部との連絡調整を行い,「個別の教育支援計画」の作成につなげるとともに,関
係者間の連携のとれた支援が行き届くよう努める。

·    四附属学校園のコーディネーター会を定期的に行い,必要に応じて巡回相談を行う。
·    児童生徒の実態や手立てについて各学部間の情報共有を行う。

児童生徒指導

 教育目標に沿って,求める児童生徒像に向け,自主・自立の精神及び社会性を育む。また,集団の一員としての自覚を深め,協力してよりよい生活を築こうとする態度を育てる。

·   「生活のしおり」を学校や家庭での生活指導の基準とし,児童生徒一人一人の発達段階に合わせて支援する。 
·      児童生徒の状況等や危機事象の発生時には,迅速かつ丁寧に対応するとともに,全職員で共通理解を図る。
·      児童生徒会の委員会活動等をとおして,児童生徒の主体性を育む。

人権・同和教育及びいじめ防止対策

《人権・同和教育》
 周囲の人と仲良く協力し合いながら日常生活を送り,いじめや差別を行わない,許さない意識を育てる。

  • ·    発達に応じた他者との関係作りを目指し,授業や行事,日常生活の指導を行う。
  • ·    人権・同和教育の職員研修を重ね,その実践を進める。
  • ·    人権週間を設定し,人権教育を行う。
  •  
  • 《いじめ防止対策》
  • · 「附属特別支援学校いじめ防止基本方針」に則って,児童生徒が楽しく豊かな学校生活を送ることができる,いじめのない学校づくりを行う。
  • ·    年2回(9月と1月)いじめについてのアンケート(保護者による回答)の実施


《校内対策》
 いじめの発覚・相談があった場合には,「いじめ(・体罰等)対策委員会」を設置し事実関係の把握,関係児童生徒,保護者への対応等について協議する。なお,いじめに関する情報は,児童生徒の個人情報を考慮しながら,本校の教職員が共有するようにする。

 

安全・防災教育

 ·      道路歩行や自転車の乗り方,公共交通機関(バス,電車)の利用法やマナー等,登下校を含めた交通安全
への理解を深める。また,防災・防犯に対する意識を高め,緊急時に安全かつ適切な行動が取れるように
する。

·      避難訓練(火災・地震・不審者侵入)・行方不明時捜索訓練,防犯教室・自転車通学者対象の自転車安全
教室と自転車点検は計画的に行う。

·      各学部において,交通資源を利用した交通安全教育を行う。
·      避難訓練実施後は「校内防災委員会」において防災計画及び防災マニュアルの見直しを行う。また,年度
当初,全職員に配付する。

·       毎月はじめに全職員で学校内の安全点検を実施する。

保健指導

 学校保健安全計画に基づき,「保健管理・保健指導・健康相談」,「給食管理・給食指導」及び「学校環境衛生」の充実を図る。

·    定期的に健康診断を実施することで,児童生徒の保健管理及び保健教育に生かし,一人一人の特性に応じ
た心身の健康の自己管理スキルを向上させる。

·    緊急時・危機事象発生時の連絡体制を把握し,対応については迅速かつ丁寧に行う。
·    給食を通して児童生徒一人一人が適切な食事のマナーや栄養バランスの取れた食習慣を身につけ,自らの健
康管理ができるようにする。

·    校内清掃の計画や掃除用具の整頓等を行い,校内美化に努める。

進路指導

 児童生徒の自立と社会参加を推進するため,進路指導の充実を目指す。
具体的には,児童生徒の実態把握に努め,自己実現に向けた職業教育,進路学習の充実を図る。企業や事業所,関係機関と連携し,就業・施設体験単元を計画的に実施する。

·   進路指導部を中心に,各学部のつながりを意識した職業教育や進路学習を展開する。

·   進路希望調査を踏まえた職場開拓を行い,生徒の実態に合わせた体験先の選定を行う。

·   進路指導部を中心に,事前指導から事後指導までの就業・施設体験単元を計画的に実施する。 

·  卒業生及びその保護者や進路先と連携を図り,同窓会活動を実施し,卒業生の情報収集等を行う。